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キッチンリフォームのポイント


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長年使っていたキッチンを新しくしたい。

最新のシステムキッチンに入れ替えると、日々の家事が快適になるのは間違いないと思います。しかし導入にあたって押さえておきたいポイントがいくつかありますのでご紹介したと思います。


今回は”古いキッチンから新しいキッチンへ(レイアウトはそのまま)”を想定して話を進めていきます。



Point1 キッチンの高さ(床からワークトップまで)

キッチン高さ

現在のキッチンの標準高さは85㎝。30年ほど前のキッチンの標準高さは80㎝。

日本人の平均身長が高くなったことが理由かと思います。

現在は、ほとんどのメーカーで高さ80・85・90㎝の3タイプが選択でき、上位グレードになると1mm単位でオーダーできます。ここはキッチンを一番使う方の身長を基準に選ぶのが良いと思います。

※使いやすい高さの算定方法は「身長÷2+5㎝」とされています

しかし、元のキッチンの設置状況次第では、高さを変更するとすんなり納まらず別工事が必要になる場合もあるので、その辺りの納まりも考えるポイントになります。


例:元のキッチンの高さギリギリに窓があり、高さを変えると当たってしまうなど



Point2 キッチンの奥行き

キッチン奥行き

昔はキッチンの奥行きは55㎝が主流でしたが、現在は60〜65㎝が主流なっています。

奥行きがあって使い勝手が良くなったと思ったら、通路幅が狭くて何だか不便...なんてことにならないよう部屋の寸法とのバランスを考えた奥行き選びがポイントです。



Point3 加熱機器

加熱機器

新しいキッチンにするタイミングでガスコンロからIHクッキングヒーターに変更する方もいると思います。

その場合は200V専用回路の電源が必要になります。専用回路にすると分電盤にブレーカーを追加することになるので、ブレーカーを追加する余白があるか?分電盤からIHまでの配線が可能か?など、電気工事のことも合わせて検討する必要があります。



Point4 食洗機

食洗機

家事の負担が減る食洗機は多くの方が導入を検討すると思います。便利になることはもちろんですが、食洗機を設置した分だけ収納スペースが減少することも考慮に入れたほうが良いと思います。

また、IHと同様に電源が必要になります。国産の食洗機は100V専用回路、子育て世代に人気のある海外製の大型食洗機は200V専用回路になります。



Point5 作業スペース

作業スペース

ほどんどのキッチンは加熱機器とシンクの間が作業スペースになると思います。

例えば、ガスコンロを幅広タイプにしたとします。そうすると以前より作業スペースが狭くなることも...その辺りのバランスも考慮しましょう。



Point6 レンジフード

レンジフード

システムキッチンにするなら、やはりレンジフードも新しくしたほうが良いと思います。コンロのスイッチを入れると連動して換気が始まるものや、本格的なお手入れは10年に1回で大丈夫なものなど、使い方やご予算に応じて検討してみてください。



Point7 吊り戸棚・カップボード

吊り戸棚・カップボード

古いキッチンに吊り戸棚が付いていた場合は、吊り戸棚も検討しなければなりません。

一緒に新しくすれば扉柄を統一できますし、中に入れたものを軽い力で下ろせるリフト機能もあるので交換をオススメします。

一度吊り戸棚に物を入れたらほぼ使わないという方は、思い切って無しにするのもアリかもしれません。頭上がスッキリしてゆとりのある空間になると思います。部屋のスペースに余裕があれば、その代わりにカップボードを設置するのも良いかと思いますよ。



Point8 一番重要なこと


キッチンリフォーム写真

古いキッチンを撤去したタイミングで、現状の給水管・排水管・ガス管等に劣化がないか?湿気や漏水などで床や壁が痛んでないか?施工業者に必ず確認してもらいましょう。

状況をじっくり確認できるのはこの時しかないので、もし問題がありそうでしたら多少費用が掛かったとしてもしっかり直す。これが一番重要なポイントです。



キッチンリフォームのポイントは以上になります。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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