ユニットバス選びのポイント Part2
- Nakahara Jun
- 2024年12月12日
- 読了時間: 5分
更新日:2024年12月16日

「ユニットバス選びのポイントPart1」では、ユニットバスのサイズや浴槽の形状についてご紹介しました。
今回もパナソニックバスルーム「オフローラ」を元に、さらに他の仕様についてもチェックしていきたいと思います。
まずは前回に引き続き浴槽の仕様から説明していきます。
★最初にご確認ください
これからご説明する文章に「標準仕様プラスマイナス○○○円/税抜」という記載があります。この価格は「2024年12月版 パナソニックバスルーム オフローラ カタログ」に掲載されているメーカー希望小売価格となります。
また、実際の価格は施工業者によって異なりますので、あくまでも目安としてお考えください。
浴槽の素材
スゴピカ浴槽(オフローラ標準仕様)

オフローラ標準仕様の浴槽素材は「スゴピカ浴槽」となっています。
スゴピカ浴槽は、独自の有機ガラス系素材を使用した硬くツルツルした素材感の浴槽です。キズや汚れが付きづらく、水あかも軽く拭きとるだけでキレイになるのが特徴です。
私の実家で使用していますが、水あかもほとんど気にならずとても満足しています。
※ルミノブラックのみ標準仕様プラス89,000円/税抜になります。
アクアマーブル人造大理石浴槽(標準仕様マイナス50,000円/税抜)

アクアマーブル人造大理石浴槽は、スゴピカ浴槽と比較すると表面の強度は劣るものの、大理石調のマーブル模様も相まって高級感のある素材感となっています。
また、汚れや水あかの付きづらさも不満が出るようなことはないかと思います。
個人的に気に入っているのが、スゴピカ浴槽にはない「ライトホワイト」というカラーが選べる点です。マーブル模様がほぼ分からない感じの純白に近い白なので、浴室内に使う白色の色味を統一したいと思っている方におすすめです。
FRP浴槽(標準仕様マイナス87,000円/税抜)

FRPは水に強く腐りにくい素材なので、浴槽に限らず水回りの商品に広く使用されています。上記2種類の浴槽と比較するとキズや汚れの付きづらさは劣りますが、価格がリーズナブルなので費用を抑えたい方におすすめです。
浴槽の機能
保温浴槽Ⅱ(オフローラ標準仕様)

断熱材で覆った浴槽本体と断熱材入りの風呂フタで浴槽全体を包み込むことにより、優れた保温効果を発揮します。カタログには「湯温低下は5時間で2.5℃以内」と記載されていますが、私が普段使用していても本当にそのような体感です。家族が入浴した7〜8時間後にそのまま入っても普通に暖かく感じます。お湯に浸かった後に追い焚きボタンを押す感じで大丈夫なくらいの暖かさ。追い焚きもすぐに終了しちゃいます。
これは間違いなくおすすめです。
ちなみに保温浴槽Ⅱをなしにすると標準仕様マイナス37,000円/税抜になります。
マイクロバブル入浴(標準仕様プラス163,000円〜/税抜)

霧の粒よりも細かい泡がお湯の中に広がり、ぬるめの温度でも身体を温め、なおかつ湯冷めもしにくいのが特徴です。
スーパー銭湯などにバブル風呂があると必ず入るのですが、やはり芯から温まる感じがします。普段の入浴時も同じような気持ち良さを味わえるのは幸せかもしれませんね。さらに快適なお風呂時間を過ごしたい方におすすめです。
ユニットバスの床
スミピカフロア・単色(オフローラ標準仕様)

床の端に立ち上がりがあることで、水が残りやすく汚れやすい隅の部分もキレイさが長持ちします。床はグリッド状の凹凸仕上げになっているので、滑りづらく水はけも良いのが特徴です。
スミピカフロア・柄付(標準仕様プラス72,000円/税抜)

標準仕様のスミピカフロアに砂目調の柄が入った特殊なシートを合わせ、よりキズや汚れが付きづらくなっています。
特にミディアムグレーのような濃い色の場合は水あか等の汚れが目立ちやすいかと思いますので、こちらをチョイスするのもアリかと思います。
床暖房(標準仕様プラス66,500円/税抜)

ユニットバスの床を電気で暖める機能です。冬の時期でも浴室に入った瞬間から床が暖かく感じられるのが利点です。カタログには年間電気代370円と記載されており、ランニングコスト面も優秀だと思います。
※補足 スゴピカフロアは樹脂素材で出来ていますので、寒い時期でもコンクリートやタイルの床を素足で踏んだような「ヒヤッと」する感覚はほとんどありません。また暖房換気乾燥機を導入した場合は、入浴前の予備暖房をすることで浴室内を暖めることも可能です。断熱材も含め浴室の仕様全体のバランスを考えた上で検討することをおすすめします。
床の断熱材(標準仕様は断熱材なし)

オフローラで注意したいのは、標準仕様に床の断熱材が付いない点です。
特に戸建て住宅の1階にユニットバスを設置する場合は、床断熱材を追加した方が間違いないと思います。
断熱材の仕様は数パターンあります。ユニットバスを設置する住宅の断熱・気密性能の状況や、お住まいの地域によって仕様が変わると思いますので、施工を請け負う業者などと相談しながら決めていくのが良いと思います。
個人的な意見
白を基調としたシンプルな浴室が好みなので、浴槽はアクアマーブル人造大理石/ライトホワイト、床はスミピカフロア/ミディアムホワイトで、設置場所を考えつつ床の断熱材に気を遣う。自分ならそんな仕様にするかと思います。
Part2のまとめ
今回は浴槽の素材と機能、床の仕様についてお話ししました。
ここまででもかなり選択肢がありますが、自分好みに色々と選べるのは良い点なのではと思います。
あとで後悔しないようなユニットバス選びの参考になれば幸いです。
次回は、照明・換気扇・シャワーなどなどのご紹介ができればと思っています。
「ユニットバス選びのポイントPart2」は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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