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廻り縁&巾木でどう変わる?


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今回は廻り縁(まわりぶち)と巾木(はばき)についてお話ししようと思います。


廻り縁とは→壁と天井の繋ぎ目に付いている部材(壁の最上部)

巾木とは→床と壁の繋ぎ目に付いている部材(壁の最下部)


それぞれの役割は以下の表をご覧ください。

廻り縁の役割

巾木の役割

天井と壁の繋ぎ目を隠す。

床と壁の繋ぎ目を隠す。

デザインや装飾的な役割。

壁の足元部分を保護する役割。

天井と壁の仕上げ素材が異なる時、素材同士をキレイに繋ぐ役割。

床に何かをこぼした時に、壁材に染み込まないようにする役割。

廻り縁は必要?

巾木は必要?

生活していて直接触れる可能性は低いので、天井と壁の繋ぎ目に適切な処理をすれば廻り縁を無くすことも可能。

壁の足元はぶつけたり汚したりする可能性があるので、基本的に巾木はあったほうが良い。

以上を踏まえた上で部屋の印象がどう変わるか?

天井と壁は白系、床はフローリング、そしてドアが1つのシンプルな部屋のイメージで比較していきたいと思います。



廻り縁と巾木:床と同系色


廻り縁・巾木、室内イメージA

従来からある組み合わせ。天井と壁の境界がはっきりとし、引き締まった感じになります。



廻り縁:なし 巾木:床と同系色


廻り縁・巾木、室内イメージB

天井と壁の境界が曖昧になるので、柔らかさと広がりを感じます。



廻り縁:壁・天井と同系色 巾木:床と同系色


廻り縁・巾木、室内イメージC

廻り縁の色を天井と壁の色に合わせることができれば、廻り縁なしとほぼ同様の印象になります。



廻り縁と巾木:壁・天井と同系色


廻り縁・巾木、室内イメージD

両方とも天井・壁と同系色にすることで、僅かですが天井が高くなったように感じます。



廻り縁:なし 巾木:壁・天井と同系色


廻り縁・巾木、室内イメージE

今回の比較で一番シンプルかつミニマル。ドアも同系色にすればよりスタイリッシュな印象に。


廻り縁・巾木以外は同一条件で比較してみましたが、いかがでしたでしょうか?

色や有る無しだけでも結構印象が変化すると思いますので、参考になれば幸いです。



最後に


近年は廻り縁を使わない比率が高まっています。私も部屋の印象がスッキリするので良いと思います。しかし、天井と壁の様に面と面が交わる箇所は、経年変化や地震等の揺れ、気温・湿度の変化による影響を受けやすいため、例えば仕上げがクロスだった場合、年数を重ねた後に隙間や剥がれが生じる可能性もあります。(もちろん大丈夫なこともあります)

その点はご理解の上で検討されると良いかと思います。


「廻り縁&巾木でどう変わる?」は以上になります。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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